2011年7月23日土曜日

松井の品格

2003年のMr. & Mrs. Cloudの結婚記念日の銀座での食事の帰り道に、たまたま書店で作家の伊集院静氏のサイン会が行われていたので、新作を購入し、サインをしてもらうことになった。

その時に彼と松井秀喜のメジャーでの活躍について会話をしたのだが、伊集院氏が事あるごとに松井の野球人としてより、まず人間としての品格に触れる文章を数多く書かれていることを思い出した。

甲子園での5打席連続敬遠に始まり、巨人退団の際の裏切り者宣言まで、松井の人格を語るエピソードには、事欠かない。

イチローが自分の記録のために邁進するのと違い、松井はあくまでチームの勝利を最優先し、これまで野球人としての歩みを進めてきた。

その結果としての2009年のワールドシリーズMVPは、正に松井の真骨頂であった。

松井の成長には、もちろん両親や少年野球・高校野球の監督・コーチたちの教えもあるだろうが、巨人時代の長嶋監督、そしてヤンキースのトーリ監督の影響は大きなものであっただろう。

松井選手の今後の更なる活躍を祈っている。

Mr. Cloud

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