2011年5月6日金曜日

名球会

昨日、東京ドームで巨人の小笠原選手が、川上哲治、長嶋茂雄、張本勲に次ぐ史上4番目スピード記録での試合数で、2000本安打を達成した。
2000本安打は、これまで日本プロ野球史上37人いる中でも、特筆すべき試合数である。

イチローが年間200本で10年で達成できる記録であるが、歴史に残る名選手たちは必ずしも甲子園で大活躍してプロ入りしているわけではない。
小笠原選手も高校時代のホームラン数は0。
社会人で5年間経験を積み、プロ3年目からレギュラーを勝ち取り、代名詞である『フルスイング』で通算打率も現役選手では最高である。
東京ドームで試合前に、黙々と片手でティーバッティングしているのを何度も観たことがあるが、そのコツコツ努力する姿には、一種近寄りがたい荘厳さを感じさせた。
また、長嶋さんのイベントで息子とキャッチボールしてくれた時は、ナイスガイそのものでした。

甲子園で一世を風靡させて、鳴り物入りでプロ入りした選手でも鳴かず飛ばずの内に球界を去る者が後を絶たないが、人間の才能と実力をいつ開花させるかは、ある一時期の一点だけではわからない。

もちろん選手個人の才能と努力が一番であることは変わらないが、それを育てる監督・コーチなどの指導者や良きチームメートとの出会いも大変重要であることを気付かせてくれる。

小笠原選手、本当におめでとう、今日もフルスイングを!!!

Mr. Cloud

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